経堂は、寛文六年(1667)に建立されました。
釈迦石像を安置し、一切経が奉安されておりました。
近年老朽化が激しく、一宮町在住の遠藤満津夫氏の
発願により、平成五年に改築しました。
  三月十五日は、俗に経堂祭と称して、
境内に植木市などが立って賑わい、
堂内に、涅槃図の大軸(2.77m×1.96m)を掛け、
釈迦入滅(二月十五日)の日を追悼する
涅槃会法要が営まれます。
  この涅槃図は、天文三年(1535)万木城主が
両親の菩提を弔うため、
狩野守景に古画を複写させて
寄進したものと伝えられています。